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3代目ミニカF4のドライバー施行解説について [三菱自動車]

こんにちは、シノピー(川田忍)です。
SSブログ、更新いたします。

今日は自ら苦手である旧360cc軽自動車のうち、その解消対策適用車種として取り上げている三菱3代目ミニカF4のドライバー施行解説をいたします。

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三菱ミニカF4は昭和47年9月に登場。
昭和37年10月に登場した本車種の3代目モデル機種にあたり、F4のサブネームが付けられました。
外観は曲線主体の丸みを帯びたスタイリングデザインとなり、そのデザインから黄金虫(コガネムシ)の愛称で親しまれています。

搭載エンジンユニットは新開発2G21型4ストローク2気筒SOHCバルカンSユニットであり、シングルキャブレター(32ps)とツインキャブレター(36ps)の2機種が用意されていました。
駆動方式はFR後輪駆動を踏襲しています。

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初期型 1972年(昭和47年)10月~1973年(昭和48年)10月

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自分にしては、苦手な旧360cc軽自動車のうちの嫌味解消対策適用車種として取り上げています。

4ストエンジンユニット部門から挙げてみますと、このミニカF4のほかには

ホンダTN-V/7
マツダR360クーペ
ホンダライフ(後期型)
ホンダN360(ⅡⅢセダン)
スバルレックス(4ドアセダン)

以上の5車種が取り上げられ、タイプ機種を含んでは8/9台となります。

しかしながら、マツダR360クーペを除いた4ストエンジンユニットをもつ旧360cc軽自動車は、自分にしては高回転サウンド音があまりにも甲高過ぎて、ノイジーさと騒音さが混合した雰囲気を持っているようであり、以降の新規格化550ccモデル機種の2気筒エンジンユニット機種とは少し違和感が違うギャップさなどもあります。

ミニカF4に載る当社独自のMCAシステム(三菱クリーンエアシステム)採用の新開発2G21型4ストローク2気筒OHC(標準・32馬力、スポーツ・36馬力)バルカンエンジンユニットの1機種が載ります。

搭載エンジン自体に上記の高回転走行サウンドの嫌味等に迫られながら、自分はそれを敢えて嫌っているため、そういったドライバー施行を受けることは不可能だとして、複雑運転やアクセルペダルの踏み加減、チョークレバーの使用時にあるサウンド排気音の急変、油断運転、チョークレバーの使用ミスには注意したいと思います。

また、4スト2気筒エンジンユニット機種は新規格化550ccモデル機種と同様に、クラッチを早々に踏み込んでギアチェンジするとして、チョークノブも必要時以外は中間に引くことにします。

外観デザイン曰く、自分にしては二番目に好意のボディ外観に嫌味等はないものの、車体面自体には、後の新規格化550ccモデル機種の5、アミ55へ引き継がれるデザインに若干劣る面が残されているだけで、それ以外の面に問題はありませんでした。

前後デザインは、先代70型系にあったあった初々しさと相応しさを混合したフロントセクション、同時期発売のダイハツフェローMAX4ドアセダン、マイナーチェンジ後の2ドア混合のテールランプを思わせたテールエンドに"クドイテールランプ"と言われるほどの複雑さが見られ、後の新規格化モデル機種のアミ55との見分け等、車種体系離縁による変更サイクル(先代2代目70型系→5→55バンを主体に)、これを含めた体系ラインアップの差分(先代2代目70型系→5→55バン、F4、5)などに複雑さがある、リアガラスハッチの利便性不利などが残されていました。

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ドライバー施行にあたり、ファミリー系とスポーツ系の車種構成に自分はファミリー系派であるためか、スーパーデラックス、デラックスの2グレード機種を該当グレード機種として選択いたします。

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中期型 1973年(昭和48年)10月~1974年(昭和49年)12月

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マイナーチェンジを受け、フロントフェンダーのプレスおよびスーパーデラックス以下のグリルデザインの変更をはじめとする外観デザインの一部変更のほかに、それまでの車種構成を改め、ツインキャブレターユニット機種がラインアップから外れ、全機種シングルキャブレターユニット機種のみに統一。それを受けて、GSL/GS/ESのスポーツ系3グレード機種もカタログ落ちしてしまいます。
また、ハイスタンタードとスポーツグレード機種のSLを新設しています。

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中期型はスーパーデラックス以下のグレード機種のグリルデザインを改善し、それを含んだフロントフェンダープレスの変更も行われていました。
また、車種整理でツインキャブレターユニット機種がカタログから落とされてしまい、エンジンユニットでのグレード格差がなくなり、排気ガス対策規制が厳しくなり、30psとパワーダウンを余技なくされました。

ドライバー施行にしても、追加設定されたSLと、初期型からラインアップされているGLを該当グレード機種として選択するとともに、ファミリー/ベーシック系に車種構成を改めたこともあり、スーパーデラックス、デラックス、ハイスタンタードを加えて計5タイプをドライバー施行することにします。

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後期型 1974年(昭和49年)12月~1976年(昭和50年)4月

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最後のマイナーチェンジで、グレード機種の整理とエンジンユニットの更なる改良が行われました。
スポーツ系グレード機種の完全撤退で、ファミリー系グレード機種唯一構成に整理、ファミリー系グレード機種もGLとスタンダードがカタログ落ちし、ラジアルタイヤ標準装備車種もなくなっています。

2G21型4スト2気筒SOHCバルカンSエンジンユニットと形式は変わらないものの、バランサーシャフトの追加による静粛性の向上が図られ、そしてナンバープレートの大型化や3点式シートベルト化(中期型まではオプション設定)といった変更項目もなされていました。

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最後のマイナーチェンジでファミリー系グレード&標準エンジンユニットとの組み合わせになりました。
スポーツ系グレード機種がなくなり、ファミリー系グレード機種唯一構成になったうえで、先にラインアップ消滅されたスキッパーIVのほうは先にGT系がカタログ落ちしたので、残るベーシック系グレード機種とともに生産中止を余儀なくされていました。
この後期型で全軽自動車大型ナンバープレート対応による現行の黄色ナンバー移行化に伴い、ナンバープレートの大型化が一番大きい変更面といえようか、一見イグイところもあったが、大きな問題点はあまりにも見えておらず、以前の白ナンバーとの比較面に対し、見分け等のややこしさや複雑な面にしか大きな目につくところはなかったのではないかと思います。

ドライバー施行に対しても、スーパーデラックス、デラックス、ハイスタンタードの3タイプを選択。

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ミニカF4は昭和51年4月、新規格化モデル機種のミニカ5に発展されるまで約4年間も製造販売した。

※ 記事への感想コメント、NICEのほうをよろしくお願いいたします。

by. シノピー(川田忍)

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しのぴん

中期型のカタログ中に「スキッパーIV」という車が写っていますが、わたしの実家の自家用車第一号は「スキッパー」でした。
ただし、カタログ中の4ストモデルではなく、初期の2ストモデルでしたが。
by しのぴん (2020-11-08 21:10) 

シノピー

しのぴんさん、こんばんは。
コメントのほうをありがとうございます。
この画像はネットからの拾い物で、いわば総合カタログという形で。
スキッパーIVはミニカF4と同時に登場した初期スキッパーのマイナーチェンジモデル機種で、ミニカF4ベースとして2G21型4スト2気筒バルカンSエンジンユニットに換装、グレード機種もスポーツ系のSLを廃止し、スポーツ系GTとファミリー/ベーシック系のL/L、F/Lの3グレード構成に整理されています。

しのぴんさんの実家初愛車がスキッパーということなんですが、初期2ストのほうだったんですか。
自分自体に旧360cc2ストエンジンユニット機種は大の苦手なんですが、嫌味解消対策適用車種として取り上げているのはスバルR-2の一台だけであります。
by シノピー (2020-11-08 22:50) 

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